冬の運転の注意点
冬は、雪や氷などにより路面状況が悪化し、運転が危険になる季節です。特に、初めて雪道を運転する方や、運転経験が浅い方は、十分に注意が必要です。
この記事では、教官の立場から、冬の運転の注意点について解説します。
1. 冬の運転に備える
- タイヤの交換: 冬タイヤは、雪や氷に強いタイヤです。関西圏でも山に近い方は交換をオススメします。11月上旬から12月上旬までに交換しましょう。
- ワイパーの確認: ワイパーゴムが硬くなっていたり、ひび割れがある場合は、新しいワイパーゴムに交換しましょう。
- バッテリーのチェック: バッテリーの電圧が低下していると、エンジンがかかりにくくなります。定期的にバッテリーの電圧をチェックしましょう。
- ウォッシャー液の確認: ウォッシャー液が凍結すると、ワイパーがうまく機能しません。冬用のウォッシャー液を使用しましょう。
- 緊急用装備の確認: 非常用食料、水、ブランケット、懐中電灯、携帯電話の充電器などを車内に常備しましょう。
2. 雪道の運転
- スピードを控えめに: 雪道では、通常の道路よりもスピードを控えめに運転しましょう。
- 急ハンドル、急ブレーキをしない: 急ハンドルや急ブレーキをすると、車がスリップする恐れがあります。
- タイヤの空気を抜く: タイヤの空気を抜くことで、雪道でのグリップ力を高めることができます。
- チェーンを装着する: 雪が積もっている場合は、チェーンを装着しましょう。
- ライトを点灯する: 雪道では、ライトを点灯して周囲の状況を確認しましょう。
- フォグランプを使用する: フォグランプを使用することで、視界を確保することができます。
- 除雪車に注意する: 除雪車が走行している場合は、十分な距離を置いて運転しましょう。
3. 氷の運転
- 雪道よりも注意が必要: 氷は雪よりも滑りやすく、運転がさらに危険になります。
- タイヤの空気を抜く: タイヤの空気を抜くことで、氷道でのグリップ力を高めることができます。
- チェーンを装着する: 氷が積もっている場合は、チェーンを装着しましょう。
- ライトを点灯する: 氷道では、ライトを点灯して周囲の状況を確認しましょう。
- フォグランプを使用する: フォグランプを使用することで、視界を確保することができます。
- スリップに注意する: 氷道では、スリップしやすいので、ハンドル操作に注意しましょう。
4. 霧の運転
- ライトを点灯する: 霧の中では、ライトを点灯して周囲の状況を確認しましょう。
- フォグランプを使用する: フォグランプを使用することで、視界を確保することができます。
- スピードを控えめに: 霧の中では、視界が悪くなるため、スピードを控えめに運転しましょう。
- クラクションを鳴らさない: クラクションを鳴らしても、前方の車が気づかない場合があります。
- 車間距離を十分に空ける: 前車との車間距離を十分に空けて、急ブレーキをしないようにしましょう。
5. その他の注意点
- 運転前に体調を整える: 運転前に十分な睡眠をとり、体調を整えてから運転しましょう。
- 飲酒運転をしない: 飲酒運転は法律で禁止されています。
- 携帯電話を使用しない: 携帯電話を使用しながらの運転は、危険です。
- 助手席に同乗者を乗せる場合は、注意する: 助手席に同乗者を乗せる場合は、会話や音楽を控え、運転に集中しましょう。
まとめ
冬は、路面状況が悪化し、運転が危険になる季節です。安全に運転するためには、冬の運転に備えて、タイヤの交換や緊急用装備の確認など、必要な対策を講じることが大切です。また、雪道、氷道、霧の運転など、それぞれの状況に応じた運転方法を学ぶことも重要です。
とはいえ何を準備したら良いか分からない場合は、まずはお近くのカー用品店に足を運んでみましょう。冬用品が沢山並んでいます。
この記事が、冬の運転の安全に役立つことを願っています。